4K、8Kはどこまで意識するべきなのか

 先日記事にしたBOSEの著作権保護方式HDCP 2.2への対応について、正式な返事が来たのですがやはり非対応でした。
 これによって4Kのホームシアター環境ではBOSEの最新機種は少なくともAVアンプのポジションでの使用はできず、今年の9月に発売した結構長い年数使うであろう機種にしてはかなり遅れているんじゃね?とか思っていたのですが、実際には4Kの方が実用に際して怪しい点が多く、メーカーとしては妥当な判断だったのでは?と思い始めています。
 4Kが怪しいというのは、まず地上波は4Kの対応予定がないという点です。
BSで試験放送が始まるのが2016年、実用放送が2018年とのことですが、この状況で観たい番組が作られるとは思えないです。
その辺考えると、4Kの使い道は2Kの映像では粗が見えてしまう巨大モニタを買った(買ってしまった?)ユーザー向けのアップコンバートくらいかなと思います。
 ちなみに、8Kに関してはテレビとして楽しむには最低60インチ、理想は80インチ以上のモニタで見て価値があるなんて意見もあり、日本の住宅事情から見直さないといけないという状況です。
 その辺の事情を考えると、少なくとも3年は如何に2Kコンテンツを最大限楽しむかが肝になるのかなあと思い、改めてBOSEの思い切りの良さを感じました。
1.1ch ホームシアターシステム

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