NHK大河ドラマ「八重の桜」中盤の山場になるエピソードは白虎隊ですね

 NHK大河ドラマは個人的には6月末から7月上旬に中盤の山場があると感じていて、12月の最後の山場よりも盛り上がることもしばしばあるのですが、今年の「八重の桜」は「白虎隊」のエピソードを持って来ていてとても楽しみにしています。
 これまでは綾瀬はるか演じる川崎八重が、肉体技術精神共に強く、女性である事から戦場に出られないことを悔しがるような主人公(彼女の主観を通してで物事が描かれる)のため、ピンと来なかったのですが、「第25回 白虎隊出陣」で戦装束に男装した彼女を見た時には、りりしさよりも痛々しさと切なさを感じました。
 男の考える「武勇の誉れ」は女性や子供達を守るための自己犠牲が根幹にあり、女性や子供が戦わなくてはいけないというのは男としては無力感に苛まれます。
そういう意味で、八重の戦衣装だったり白虎隊の少年たちの姿は見ていて辛いです。
 ちなみに「八重の桜」では、自分より弱々しい「白虎隊」の少年達が戦う姿に、女性でありながらそういう無力感に苛まれる描写があり、改めて今時の女性へ向けた作品なのだなと思いました。
 などという記事を書いていて、パレスチナの少年兵と白虎隊に違いはあるのだろうかみたいな事が気になり初めて来たのですが、その辺りは別記事にしたいと思います。
ともかく、「八重の桜」の続きがとても楽しみです。