アクタージュ act-age連載終了で思うこと

アクタージュ act-ageが原作担当の逮捕により連載終了してしまったのが、とても悲しいです。

原作者逮捕で連載が打ち切り

『週刊少年ジャンプ』で連載中作品『アクタージュ act-age』の原作担当であるマツキタツヤの逮捕により連載終了となりました。

『アクタージュ act-age』連載終了に関するお知らせ|集英社『週刊少年ジャンプ』公式サイト

連載終了に伴い、関連商品、関連企画等の販売および実施は以下のようになりました。

『アクタージュ act-age』コミックスほか各種企画・関連商品に関するお知らせ|集英社『週刊少年ジャンプ』公式サイト

電子書籍販売への影響について

この内の電子書籍版の配信停止に対して、「アクタージュ電子版が読めなくなる?」という誤解がありましたが、購入済みの場合閲覧可能で、単行本化されない108話〜123話に関しては、電子版ジャンプ(2020年19号〜36・37合併号)を購入すれば見られるそうです。

アクタージュ電子版が読めなくなる?という誤解。

…配信サービスではシステム的に作品を「無かったこと」にも出来るので、新規購入の電子版の掲載雑誌バックナンバーで作品が新規購入で読めるのは、作品保存と閲覧の自由(権利)という意味ではとてもありがたい対応と思いました。
ただ、これらの対応が今後どうなるかは注意と注目が必要だと思います。

ピンポイントに思った個人的なこと

マンガ好きとしては全ての作品の連載途中終了は悲しいのですが、アクタージュ act-ageに関しては特別に悲しく感じました。
期せずして最終話となった123話が本当に悲しく…
新シリーズから登場する鳴乃皐月は有名子役として評価されているも、母親の希望(都合)で女優が続けられなくなるという不安を抱えていた。
そんな彼女は主人公である夜凪景たちと共演する大河ドラマで活躍し、母親に女優を続けることを認めて貰うという目標を密かに持っていた。
…というのがハッキリ分かる回でした。

作中の皐月に共感し、彼女の母親の(詳しい事情はわからないながらも)身勝手さに憤りを覚えつつ、どうにか皐月の活躍を認めて、皐月にとって本当にやりたい夢である女優を続けさせてやって欲しいと感じ、そしてアクタージュという物語の中ではそうなるドラマチックな未来が準備されていた…と確信しました。
しかしそんな読者の希望や、物語の中にあった若い夢は、物語と全く関係ない都合により連載終了として失われるという悲しさを現実世界から突きつけられました。
そこから、現実世界で作品に関わった多くの人にも大変な影響があっただろうことが生々しくイメージ出来たと思います。

…スキャンダルの会見などで「多くの人に迷惑をおかけしました」という言葉を聞きますが、その具体的な迷惑がどういうのものなのかを、改めて実感出来たように思いますが…アクタージュで感じたくなかったと、ただただ悲しいです。