そういえば、NHKスペシャル「魂の旋律~音を失った作曲家~」観てたな

 今、何かと話題の佐村河内守さんを取り上げた、NHKスペシャル「魂の旋律~音を失った作曲家~」をそういえば観てたなあと思いだしています。
 番組を観た当時の印象は、怪しさは感じませんでしたが「一般的には知られてないけど専門家は知っている」が妙に多いという印象を受けていました。
ただ、それらが、
「彼の症状である耳鳴りは自覚症状のみだし虚偽ではなくても精神的なものの可能性もあるのでは?」と思ったら「耳鳴りは中途難聴者に多く見られる症状」、
「流ちょうにしゃべってるじゃん?」と思ったら「中途失聴であるため、声を出すことができ、話すことができる。」、
「音が聞こえずにどうやって作曲するの?」と思ったら「絶対音感」、
「独学でクラシック音楽って変わってるよな?」と思ったら「当時現代音楽中心だった音大に入らず」
…と言う具合だったのでいぶかしがるというよりも、「障害を持った人には自分の常識以上の配慮が必要」で「音楽の業界には様々な活躍の可能性がある」という良いテーマの番組と思っていました。
 今回、佐村河内守さんが嘘をついたことを認めたことにより、上記のテーマが覆されるのはキツいなあと感じています。
 ちなみに番組の流れは下記ページで分かりやすく書き起こされています。
NHKスペシャル「魂の旋律~音を失った作曲家~」番組内容・ディレクター古賀氏とは?