いまどきゲームの取り入れ方

 何かを達成したいとき、それをゲームにして取り組むというのは、個人でもそこそこそ良く、チームでやる場合はかなり良い手段だと思います。
ただゲームには賞味期限がありそれを補うためのさらなるゲームを作り、どんどん細分化と進化が加速しているように思います。
 例えば売り上げを上げたいと思う企業は、営業職に成績をつけてそれを個人単位であったりグループ単位で競うというゲームを創作します。
ゲームの景品として、優秀者が承認されるように名前やらランキングやらグラフを発表します。
 個人的にはプレイヤーの意識によってはこの手法は非常に機能すると思うし、プロスポーツとかプロ将棋とかプロゲーマーの世界では未だ現役のゲームですが、今の企業でこれを「売り上げ向上のゲーム的手法」と言っても支持されないし、人間関係が悪化するとか、結果が出ない人が去って行くとか批判されると思います。
 その理由は、ゲームに没頭出来ない人間はゲームに飽きたり諦めてしまい、ゲームに没頭出来る人間はただのゲームだったはずのものがもっとシリアスな何かに変わり、両者の間に軋轢が生まれるからだと思います。
 そんな両者がそれぞれ納得出来るような、起死回生が出来てかつ今までの努力は無駄にならないような新たなゲームを作る進化が激しく進み、今時のゲームは「関心がない人と惹きつける」レベルまで進化しているように思います。
 その結果、今時言う仕事に取り込むゲームというのは、とんでもなく複雑で魔法のように人を操れるの様な物をさしていると思います。