映画「南極料理人」面白かったです

評価:
バンダイビジュアル

¥ 2,928

(2013-01-29)

 海上保安官出身の西村淳のエッセイ「面白南極料理人」原作の映画「南極料理人」が面白かったです。
南極大陸のドームふじ観測拠点(標高3810メートル)で越冬する南極観測隊のエピソードを調理担当の西村を主役にして描いた作品で、男だけの空間という男子校チックなお馬鹿さに、家族や社会と離れて暮らす切なさをコミカルに描いています。
 ウィルスすら生きられない極限の環境でありながら、人類の英知のすごさか観測拠点内は結構快適に気遣われていて、とりわけ食事に関しては調理担当の工夫もあり非常に充実しており、映画を観ながら何度も「美味そうだなあ」と涎を垂らしていました。
…特に「伊勢エビで作ったエビフライ」と「ラーメン」はメチャクチャ美味そうでした。この二つは惹かれるポイントが真逆だったので、なんか食の魅力について考えさせられました。
 ちなみに主役を演じるのは堺雅人なのですが、彼はいつも目が笑っている風なので顔全体で笑ったとき逆に目だけが笑ってない風に見えて、なんか苦笑いと愛想笑いが多いこの作品にピッタリだなあと思いました。