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バンダイ ¥ 1,200 (2014-09-20)
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富野由悠季監督といえば、機動戦士ガンダムの総監督・原作・脚本・演出・絵コンテ・作詞を務めた日本を代表する監督ですが、宮崎アニメの大ヒットと共に成長したぼくとしては、クリエイターとしてはそれほど意識していない人でした。
それが、BSアニメ夜話 まるごと!機動戦士ガンダム でのインタビューであったり、岡田斗司夫さんのコメント聞いていて、日本アニメ最大の功労者の一人であると感じました。
…まあこの辺りは、ネットでアレして頂ければと思います。
インタビューだけからの印象を語ると、彼は自分のアニメーション作品がスターウォーズなどハリウッド映画と並び賞され社会現象を起こすような作品になることを求めた人だし、そのために日本のアニメーションを高めるべく奮迅してきた人であると思います。
一方で、アニメーションというものに一番強いコンプクックスを持っており、自身の作品が社会現象と呼べる程度の反響を起こしても「こんなもんではない」と語り、社会現象と誰もが認めるエヴァンゲリオンなどに対してもやはり評価は厳しく、ハリウッド映画と興行で張り合い世界的にも評価された宮崎アニメも認めていないようです。
結果、彼が欲しがっていた、「ハリウッド映画と並び賞され社会現象を起こす」アニメ作品を権威を持って批判してしまったりしと、大きく足を引っ張っているという印象もあります。
アニメを映画みたいにするべく高みを目指した影響でアニメは映画とは別物として世界にも評価される存在になったのに、それらの評価が「映画じゃないアニメに向けられているから」アニメは認められないと戦う男、というのがぼくの彼に対する印象です。
そんな彼が、Gのレコンギスタでどんな作品を描くかとても楽しみです。(ステマ失敗な記事だなこれ。)