猿の惑星シリーズのお約束に結構混乱してしまいます

 現在、猿の惑星: 新世紀がロードショーされ、また色々話題になっている、猿の惑星ですが「ある種の不自然さは、猿の惑星シリーズの味だし、それを期待している人が観れば良い」みたいな、まあ日本の時代劇にもあるお約束があるんだろうなあと感じるのですが、どうもそれがイマイチつかめずにいます。
 ちなみに、初代作はSFの名作として素晴らしく楽しめて、以降低予算化されていきあまり好きでは無くなったと混乱はなかったです。
 その後、ティム・バートンが監督したPLANET OF THE APES/猿の惑星が、初代よりもむしろ低予算化の影響でB級映画とさえ言われていた時期の作品への敬意を強く感じ、また全体的にコメディタッチに描かれていた辺りから、「猿の惑星にリアリティとかシリアスさを求めるもんじゃなく、むしろ初代を引き合いにだしてSF作品として期待するのは分かってない」みたいな感じになった辺りから混乱し始めたように思います。
 そして、猿の惑星: 創世記では、シリアスでリアリティ重視っぽく始まるも、話が進むに連れてコメディか子供向けか分からない、無茶な展開が始まります。
そういうシーンのたんびに「おいおい。」と一瞬思うも「いやいや、これが猿の惑星だしな」と思い直すも結局は混乱が残ってしまいます。
 まあ、この辺は日本の「ゴジラ」とか怪獣映画とかのお約束と似たものなのかなあと思うので、慣れれば病みつきになるのかなあとも思っています。