アニメ ハイキュー!!の部活描写が面白かったです

 古舘春一による高校バレーボールを題材にしたマンガ原作のアニメ、ハイキュー!!が面白かったです。
 試合などの動きが臨場感にあふれており、キャラクターの描き分けや全体的な絵もキレイになっていて、アニメ化して素晴らしくなった作品だと感じました。
進撃の巨人や黒子のバスケや東京喰種でも感じたのですが、多少絵が拙くても勢いがある原作をマンガ家が担当して、絵等のクオリティはアニメ化で出すというのは、良い分業なのかなと感じました。
 もちろん物語やキャラクター等は原作の素晴らしさが活かされており、東峰 旭を筆頭にスポ根キャラらしからぬメンタルが弱いキャラが、リアリティがあって好きです。
スポーツマンだからこそ弱気になってしまう部分というのはあって、自分の部活時代を振り返ると不安などから弱気で過ごしていた時間の方が長かったと感じます。
 また、アニメ版だと第16話の「勝者と敗者」は、近年の学生スポーツドラマ屈指の名シーンだったと思います。
 学校生活の時間や関心の多くを使うにもかかわらず、ほとんどの学生が全国に行くような華々しい思い出もなく引退し、引退と同時にそのスポーツをやめる者も決して少なくないのに、それでもやっていた人間には酸いも甘いも強い思い出になる部活というものの素晴らしさを描いていたように思います。
 原作の方はまだ続いているようなので、続きのアニメ化が楽しみです。