ギリギリの値段をつける関係

 何か問題があったときのために予算に余裕をつけておくという仕事の仕方があると思います。
 昔、日本でビジネスといえばその余裕ありきで回しているのが当たり前と思われがちでしたが、それでは市場の競争力を失う価格になったり、大規模な自然災害時には全く足りないということを実感する機会が増えるにつけて徐々に変わってきているかなあと感じます。
 今は、ちょっとしたものにもオプション価格がかかり、変更があれば追加の予算の相談をするかわりに、初期価格は可能な限りギリギリにする方が一般的かなあと思います。
 ただ、売り手側はその説明が事前に出来ていなかったり、買い手側がそれを知らないケースが多く、今後はそれらの説明が重要になると強く感じました。
 その際には細かな自前の見積もりを提出するよりも、余裕ある予算回しをしている競合他社の価格を提出したり、低価格である点を上手く利用してくれているユーザーの声などを集める方が重要かなと思いました。