Fate/stay night や 魔法使いの夜で描かれる覚悟と責任みたいなもの

 夕べからufotable版のFate/stay nightが始まりましたが、第一話からとても面白かったです。
 作品全体の感想は改めて書きますが、虚淵玄原作のFate/Zeroと比較して、Fate/stay nightや魔法使いの夜には、現代の魔術師(魔法使い)という異端として一般社会に寄り添って生きる人間の責任と覚悟が繰り返し描かれており、これぞ奈須きのこ節と思っていたのですが、それが描かれていたのがともて嬉しかったです。
 この異端として生きる部分の描写が、プロのクリエイターという少数派な生き方に置き換えて見ると色々腑に落ちるし、他の仕事にも置き換えられると感じます。
 ある種の職業や企業ならではなルールが世間とずれている(主に厳しい方に)けど、そのコミュニティの一員として守る潔さが魅力的に見えるまで描ききっているというのは、ある意味働くことの素晴らしさを表現しているように感じます。
 ただこれは「働きたくないでゴザル」だったり「働いたら負け」とか「無理して働かなくて良いよ」なんていう考えに一石を投じるのではなく、そんな意見がネットで目立ちそれでも働いている人に向けたメッセージとぼくは感じています。
 
 このあたりが更に徹底しているのが、魔法使いの夜で仕事のテンションを上げたいときなどによくプレイしています。