スポーツ観戦のスタンス

ホベルト・フレジャー
ワーナーミュージック・ジャパン

¥ 999

(2001-07-25)

 今回のワールドカップで改めてスポーツ観戦には、色んなスタンスがあるなあと思いました。
 自国チームは手放しの応援になり、予測を楽しむというよりも自国勝利という結果だけを求めるようになります。
そして、自国を応援する理由はチームのゲームの内容などの考察や予想以前に決定しているように思います。
 贔屓の選手やチームの応援をする理由は、過去の観戦体験に基づいて選択決定しているように思います。
過去の体験から次はこうなるだろうという勘(脳の本能的な機能)を重んじるか、その体験をもう一度味わいたいという願望的なものに別れると思います。
 事前の思い入れだったり情報のないチーム同士の試合になると、試合を観ながら勘を働かせ、その精度に関心を持つようになります。
「こっちの方が強そうだぞ」と感じた自分の勘はどれほどに正しいのか?という点が一番重要になるのだと思います。
 で、チームに思い入れがある人と、自分の勘に関心がある人とが一緒に試合を観るとすれ違うことが多いです。
思い入れがある人は「強そうに見える方を応援するにわか」と感じるし、勘に関心がある人は「試合の流れを楽しんでない」と感じるだろうなあと思います。
 そして、その辺の棲み分けとしては、サッカーくじというのは良いのかなあと思いました。