山本議員の件で思ったこと

 現役大阪府議が女子中学生らにLINEで威圧的なメッセージを送ったという事件がありました。
で、この件に関して、ちょっと思考が行ったり来たりしたのでそれをつらつらと書いてみます。
 最初に、「LINEで威圧的なメッセージを送った」という事件を聞いた際には、この件に限らずLINEがきっかけのトラブルは多かったけど、いよいよマスコミが取り上げる事件が起こってしまったなあという印象でした。
 しかし次の瞬間には「現役大阪府議が女子中学生らに~」という、ぶっ飛んだシチュエーションに、これは異常な出来事なんだなと思いました。
それと同時にネットやSNSにおける未成年と繋がれる仕組みの、危うさであったり、モラルを無視した際の魅力やインパクトを意識しており…異常な出来事を引き起こしたのは、ネットの力によるところが大きいと考えていました。
 テリー伊藤さんの「キモい」発言に対してBPO申し立てという話と聞き、山本議員が自分の異常さを自覚していない、あるいはもっと異常な内面がある可能性を感じ始めました。
 申し開きであったり自己の正当性を語るほどに「この人は変だ」と確信していく感じは、サイコホラー映画のようでした。
 そして削除された山本議員のブログなるものを見て、ネットがどうこうでなくこれは山本議員は異常なだけだなとなりました。
 女子小学生にもてる(笑)ことを自慢してしまう、勘違いした感じやオッサンとしての危機感の無さなど、狂気に満ちた記事であると思います。
 ここまで来て改めて思ったのが「LINEで良かった」です。
そもそもこの事件は、交野市教育委員会が女子生徒からの相談で把握し、抗議したことで発覚したのですが、証拠は恐らくLINEのログであったと思います。
 上記ブログから山本議員はネットに限らず子供故の無知や無邪気さでやってしまう「子供がするべきではないこと」を注意しない大人であり、また社会的地位などが抑止力にならないギリギリな精神状態だったことを思うと、LINEという証拠がきっちり残る形でやったのは本当に良かったと思います。
 最後に、中学生の子供にとって、議員という社会的地位のある人間から威圧されるというのがどれほど恐ろしいことであったかというのも、改めて考えなくてはいけないと思いました。