2024年1月からオンエア中の、九井諒子による漫画原作のアニメ「ダンジョン飯」を楽しく観ていますが、アニメ版を観るほどに原作漫画の凄さを感じさせられます。
TVアニメ『ダンジョン飯』PV第2弾 | 1月4日より、全国28局にて連続2クール放送開始!!
漫画版の解釈の自由度が楽しい
ダンジョン飯では当人達は至って真面目で必死だけれど、その頑張る姿が滑稽で可笑しく見える笑いが随所に描かれています。
アニメ版では、BGMなどの演出や声優さんのお芝居などで、ある程度解釈が絞られますが、漫画版では読者がその時の気分で、笑ったり驚いたりと好きに色々な解釈が出来る分深く楽しむ事が出来ます。
しかも、笑いとして軽く見えるように描かれていたことが、実は大きな伏線だったという演出もあり、見返した際のインパクトはやはり漫画版の方が大きいと思います。
設定資料集などでも印象がかなり変わる
ダンジョン飯に登場する多くのキャラクターは、本編では深く語られないけれど、設定を匂わせる描写が沢山あります。
物語の流れとしては省略して観ることも出来ますが、漫画版の連載や単行本を待つ間に何度か読み返すと、もしかしたら?と気付いてあれこれ想像することも大きな楽しみでした。
巻末のおまけ漫画や設定資料集などでは、様々な設定がとても丁寧に描かれており、設定を知ることで作品やキャラクターの印象がかなり変わるものもあります。
匂わせや違和感に対してちゃんとした理由があるという細かな繰り返しは、ダンジョン飯が大きな謎解きの物語であるという気づきに繋がり、世界感のしっかりしたファンタジーにSFやミステリーなどが加わった幅広い味わいに繋がっています。
ダンジョン飯 ワールドガイド 冒険者バイブル 完全版 (ハルタコミックス)
九井諒子ラクガキ本 デイドリーム・アワー (ハルタコミックス)
モンスターの絵が抜群に上手い
そして何よりも九井諒子先生の描くモンスターの絵が抜群に上手く、止め絵を大胆に見せる構図などは、質感や重量感などもリアルに想像出来る臨場感に溢れ、動きのあるアニメ版と比較しても、漫画版の方が優れていると感じます。
…子どもの頃から、ファンタジー作品のモンスターが大好きなので感動のしっぱなしです。(ライオスと被るかも)
そして臨場感とリアリティがあるからこそモンスターを食べるという展開にも説得力があり、この作品最大の魅力となっています。
もちろんアニメ版も素晴らしい
などと漫画版優勢を語りましたが、もちろんアニメ版も素晴らしく、Filmarksやアニメハックによる人気ランキングでは204年冬アニメの人気1位を獲得しています。
ぼくも楽しく観ており、特に声優さんのお芝居などによるキャラクターの人間ドラマの深まりはやはり凄く、今後の展開を楽しみにしています。
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