サブカル作品における童貞への配慮

 未成年に向けたサブカル作品は、独特の配慮が成されていて、その中でもとりわけ恋愛下手な男性いわゆる童貞への配慮は重要だなと思います。
 具体的な手法は様々ですが、ヒロインの純潔性だったり、主人公の恋愛下手さなど恋愛に出遅れた男性を置き去りにしない…というのはとても重要だと思います。
 この童貞への配慮は伊集院光さんがラジオでも語っていて、昔はアイドルがそれを担当したけれど徐々に崩れてきて、今はアイドル系声優が担当しているのでは?と語っていたことがありました。
 ちなみに女性の純潔性は世界中で古来から崇められてましたが、それとサブカル作品における童貞への配慮としての違いは「人生経験の豊富さにおける決定的な差」を現さない部分にあるのかなあと思っています。
 ちょうど、今期のアニメが始まったのでその辺りを意識して観ると、新たな発見があるのかなと思います。
 「魔法科高校の劣等生」はブラコンの妹と色恋沙汰よりなんか別件で忙しい兄という状況で、「極黒のブリュンヒルデ」ではデリカシーゼロの村上良太となんか別件で忙しい黒羽寧子、「龍ヶ嬢七々々の埋蔵金」はヒロインが幽霊「メカクシティアクターズ」は周りで騒ぐ女の子がプログラムと周りに女の子は居るんだけれど絶対に一線は越えないという配慮があるなあと思います。