NHKの土曜ドラマ ロング・グッドバイが面白いです(ネタバレあるかも…)

 レイモンド・チャンドラーの小説原作のドラマ「ロング・グッドバイ」が面白いです。
 原作はアメリカを舞台にしていますが、このドラマは1950年代半ばの東京を舞台にしており、フィリップ・マーロウは増沢磐二として浅野忠信が、テリー・レノックスは原田保として綾野剛が演じていますが、不思議と違和感がなく楽しめています。
 酒好きにとって、原作の「ロング・グッドバイ」はカクテル ギムレットを中心にBARを魅力的に描いているのが印象的で、とりわけテリー・レノックスが語る
「本当のギムレットはジンとローズのライム・ジュースを半分ずつ、他には何も入れないんだ」
というギムレットのレシピはショットバー定番のネタだったりします。
原作版のギムレットのレシピについては下記が非常に詳しいです。
本当のギムレットを求めて
 ドラマ版第一話では保がそれを語るシーンはなく、第二話からバーテンダーによって
「これがオーキッド社のライムジュースです。お味が全然違いますよ。」
と語られています。
このオーキッド社は軽くググっただけではよく分かりませんでしたが、ローズのライムジュースは日本では手に入らないことからの配慮なのかも知れません。
 個人的には第一話で、保にもっとギムレットについて語ってもらいたかった(彼の生い立ちを考えると日本人でも知っていて不思議ではないと思います)のですが、まあ、物語のクライマックスで語られる名言「ギムレットには早すぎる」は充分に栄えると思います。
 って、お酒の話ばっかりになっちゃったなあ。
あと、日本で原作のテリー・レノックスが語るレシピのギムレットを飲めるお店の一つに、なん度か記事にさせてもらっている武蔵小山のオクタントというバーがあります。

Octant (オクタント) 
bar time 20:00-翌1:00(定休日 火・水)
目黒区目黒本町5-18-19-101
03-6303-3905
octantmeguro@gmail.com
http://octant-meguro.jimdo.com/
https://www.facebook.com/octantmeguro
東急目黒線 武蔵小山駅 徒歩4分