鬼物語観ました

評価:
西尾 維新
講談社

¥ 1,365

(2011-09-29)

 西尾維新によるライトノベル原作のアニメシリーズ「<物語>シリーズセカンドシーズン」の、鬼物語を観ました。
セカンドシーズンの傾物語以降妙に急いでいる印象があり鬼物語もそんな感じで少し物足りないものがありましたが、ラストの加藤英美里演じる八九寺 真宵の芝居がすばらしく全体的に好きな作品でした。
 ただ、忍が一気に過去を語るシーンは、原作でも聞き手である阿良々木暦のリアクションや言葉を描かず忍だけを描いていて、この部分はアニメ化はすげぇ難しいだろうなあと思っていたのですが、やっぱり難しかったみたいです(笑
 特に傷物語がアニメで描かれないのが、原作の傷物語を読んでいるぼくにとっても厳しかったです。
傾物語の時もそうだったのですが、キスショットと忍が同一人物という実感がぴんとこず、さらにそれがアートぽく一枚絵にアレンジされるといよいよキスショットってどんな奴だったっけ?となってしまいました。
 反対にアニメでぐりぐり動く斧乃木余接にどんどん感情移入していて、その辺が鬼物語のラストでは良い具合に盛り上がりました。
本当に傷物語が待ち遠しいです。
…そして、次はいよいよ恋物語。原作を知らずに観た人はびっくりするだろうなあ。