恋物語観始めました(ネタバレあり)

評価:
西尾 維新
講談社

¥ 1,365

(2011-12-21)

 西尾維新によるライトノベル原作のアニメシリーズ「<物語>シリーズセカンドシーズン」の、恋物語を観はじめました。
 今回一番の見所は出オチ的なもので、物語シリーズがセカンドシーズンで終わらないこと、このエピソードの主役が貝木泥舟であるという点です。
原作を読んだ際は鬼物語のラストあたりからかなり想像出来ていたことで、「だまされた」というより「まあ、そうだよなあ」という感じでしたが、アニメ版では、鬼物語の完結から一週間で(総集編を交えずに)恋物語を始めたのでアニメから観始めた人には楽しめたかも知れません。
 ということで原作でもあまり好きでなく、アニメ版でもあまり期待しないで観ていたのですが、第2話が素晴らしく一気に引き込まれました。
 特に絵が素晴らしく、次々変わる貝木のアロハシャツのデザインにサングラスの色、そして詐欺師として地味な身なりに変わる点などアニメではなかなか観られないものに対して、神様になった千石撫子の絵は可愛くまた色っぽいアニメならではというもので、絵を見ているだけでぐいぐい引き込まれます。
 恋物語のストーリーはじらすようにために一気に終わらせる感じなので、こういうハイクオリティな演出があるとための部分もじっくり楽しめそうで、今後がとても楽しみです。