サイコパス観ました

 今期の『ノイタミナ』のオリジナルアニメ『PSYCHO-PASS サイコパス』を観ました。
 音楽が素晴らしく、人間のあらゆる心理状態や性格傾向を計測するシステムの決定に従って生きること受け入れた人間とその社会の描写には強い皮肉を感じさせられ、残酷な描写や喪失感あるエピソードも多く重みのある作品でした。
 一方で回収されない伏線が多すぎたり、シビュラシステムの真実が明かされるという一番衝撃的なシーンの聴き手が槙島聖護という一番動じない(狼狽が表に現れない)キャラだったせいで空振りになってしまったり、ちぐはぐな点も目立った気がします。
 とはいえ一期のラスト2話、「#10メトセラの遊戯」、「#11聖者の晩餐」が素晴らしく狂っていて、まともに活躍したのが2話だった舩原ゆきが常守朱(というか作中の全女性キャラ)を喰うほどに魅力的で、また槙島聖護が最悪に怖くて、何かあの2話だけで大満足って感じでした。