最近のマクドナルドにかみ合ってなさを感じてしまいます

 最近マクドナルドに関する二つのニュース、「マクドナルドのカウンターメニュー撤去」と「注文から60秒以内に全ての商品を準備できなかったら、好きなハンバーガーの無料券がもらえる ENJOY! 60秒サービス」に嫌な物を感じます。
 いずれもネットでの評判は既に悪いのですが、ぼくが気になったのは、一部の人間のアイデアとかひらめきを過剰に重視して、現場のスタッフやお客を軽視しているように見えるという点です。
 コロンブスの卵のようなちょっとしたひらめきで凄い成果が出るということは確かに重要だし、悪名は無名に勝るなんていうケースもあるのですが、今回は安全な場所から世間知らずで甘やかされた人間が失言している、「パンがなければお菓子を食べればいいじゃない」みたいな気配を感じてしまいます。
 …余談ですが「パンがなければお菓子を食べればいいじゃない」とマリー・アントワネットが言ったというのは中傷やデマだったらしいですが。
 その辺りが目立っている理由が、店頭でのお客以外を顧客と考えて情報発信をしている広報部という存在がネットで悪目立ちしているからのように感じます。
組織の代表であったり策を考える者は時々お客やスタッフの心理や行動を論理的に見透かす必要がありますが、そう考えていることを隠さない広報というのは非常に不愉快なものだなあと思いました。