販促ツールを買うお客様

 この広告は消費者をバカにしているのだろうか?と言うようなものも、売る側の販促ツールへの投資という意味では成り立っているんだろうなあと思います。
 ステルスマーケティングなんて言葉が昔流行りましたが本来「お客にそうと気づかれないように誘導して売りたいものを売る」というもので、ステルスマーケティング!なんて堂々と言ったら結果的に売れたにしろ、意図とは違ったものになります。
 …等というのはステルスマーケティングって言葉を流行らした人も重々承知していて、元々「商売をする人に売る販促ツール」であって、彼らに知ってもらうために一時的に流行らせたんじゃないかと思います。
 似たような例に、女性誌の中吊り広告にある謎の煽り文句。
あの誰に向けて書いたかよく分からないコピーは、誌面広告を買ってくれる業者へのアピールが大きいと思います。
普通のアプローチで結果の出る販売量に満足出来なくなった、広告主に対してトリッキーな広告枠へ投資したいという欲求にこたえているのだと思います。
 といった具合に、売る側の販促ツールへの投資という意味では成り立っていて、そこだけで結構なお金が動いているのだと思います。