子供に聞かせられないことのリアリティ

 伊集院光がパーソナリティを務めるTBSラジオ番組、月曜JUNK 伊集院光 深夜の馬鹿力にあるコーナー「ちびっこなぞなぞ」が面白いです。
子供には聞かせられない大人の事情とか、下ネタをシニカルに使った、パロディなぞなぞを募集するコーナーです。
 例えば、問題「Hになればなるほど硬くなるものなーんだ?」答え「鉛筆」の答えの部分を卑猥なものにしちゃうようなノリで、大人が子供の目に触れないように配慮していることをぶっちゃける面白さを競います。
 で、このコーナーを斜めから見て興味深かったのが、子供に隠しているということでそのことがものすごくリアリティがあるように感じてしまう、中学生くらいの頃にそういう情報を知ることで自分が大人になったように錯覚して、その錯覚を持ったまま大人になっている青臭さ、それは茶化さず受け入れつつ笑いにしているのが凄いなあと思いました。
 大人の事情とか子供に隠していることを描いた物語も、子供向けの教訓めいた物語と同じく創作であるというのがじわじわくるコンテンツというのは面白いなあと思いました。