小説とライトノベル

 ここ数年、西尾維新の影響でライトノベルに非常にはまっているのですが、今の文学界の流行とライトノベルの流行を見ると、両者は非常に近くなっているように感じます。
 直木賞作家である石田衣良の作品はライトノベルに近く、ライトノベル作家の西尾維新や谷川流などの作品は文学に近いと感じ、違った入り口から同じゴールを目指しているように感じます。
 そうなった理由は本を読む人の世代交代に両者が同時に反応して、そして同じ予測をして同時に取り合ったからだと思います。
 どちらが本流になるかは分かりませんが、個人的にはライトノベルの方は業界を挙げて応援していますが、文壇の方は相変わらずな気がしており、もしかしたら小説ってものが大きく変わるのでは?と楽しみにしていたりします。