最近長い夢を見ます

 昨日、今日とやたら長い夢を見ますが、長い夢ってデジャブとか精神的錯覚の連続で成り立っていて面白いです。
 今朝見たのは、大きな地震が起こって火山まで噴火して溶岩が近所まで流れてくるというもの。
場所は京都の実家で、自分が今結婚していたり、フリーランスで仕事をしていることは忘れており、独身で京都で会社勤めしていた頃の設定で話が進みます。
 地震後しっちゃかめっちゃかになった自宅で両親と今後の対策を考えるのですが、自分が東京に住んでいたことを思いだし、辻褄を合わすために設定が変わり、家族で東京に引っ越していたことになっています。
この辻褄を合わすまで設定がどんどん変わり続けるのが夢の面白いところかなと思います。
 その後、夢の中で「溶岩まで流れてきたし東京を捨てて、実家がある京都に戻ろう」と思うのですが、それを考えている舞台は京都の実家という矛盾から、また設定が変わり、親の持ち家があるのが東京で賃貸のぼくの部屋があるのが京都となります。
 そして夢の中で、両親と持ち家と職のある東京を捨てて、賃貸の部屋が一つあるだけの京都に引っ越す決断をしたりしました。
 起きると現実を一気に思い出すので、夢の物語の区切りが良い所で目覚めるとアレは夢だったんだと楽しめますが、夢を見ている途中で現実を思い出すと、強制的に中断されて目覚めてしまいちょっとガッカリします。
 こういう記憶が一時的に失われること、その欠けた分を補うために嘘の設定が出来上がること、記憶が戻る度に辻褄をどんどん合わせていく柔軟性って面白いなあと思いました。