不謹慎ってことかな

 去年の震災直後、様々なメディアで、そういう物言いは不謹慎だという言葉が流行りました。個人的に去年のネット流行語は「不謹慎」であったのではなかろうかと思うくらいインパクトがあり、同時にやたら不謹慎だと言う人にちょっとそれは野暮が過ぎるだろうとも思ってました。
 ところが、先日に親とのやりとりで、イラッとする不謹慎ぽいものが分かりました。
 先日地震のニュースを見て心配した親が電話をしてきたのですが、こちらも地震には慣れているし親も大きな被害はないと分かっていての、社交辞令程度だったのですがなんかそれに聞き流せないいらだちがありました。
 こちらの言い分を一方的に言うと、地震にはもう慣れたけどストレスが無いわけではないし、夫婦共に自営業で不景気という程度には影響も受けており、生活基盤や仕事や仲間や友達を作ってきた今住む土地を離れたくない…と考えるとまあまあ深刻な問題だったりします。
 徹頭徹尾社交辞令なら、「あの人は暢気だなあ。でもまあ親にそういう余裕があるのは子供として安心ではあるわな。」と思えるのですが、「関西に戻った方が良いのでは?」「災害準備について」「親だから心配」とか深刻な話をチラチラ入れてくるのに非常にいらだちを感じました。
 深刻な問題を、社交辞令に含まれると無意識に言ってしまう(この社交辞令は「笑い」などにも置き換えられますが)こういう状況に対して「不謹慎だ」と言っていたんじゃないかと、今更思いました。
…余談ですが親にはその言葉に責任を取ってもらうべく、緊急避難キットの購入金額を出してくれと頼もうかと企んでおります(w