映画ソーシャル・ネットワーク観ました

 学生起業家を描いた作品で、青春や友情や挫折などの人間ドラマ、アイデアが次々に形になっていくクリエイティブの爽快感などが描かれています。
一方で大学による格付けや、同じ大学の中にも寮やクラブなどコミュニティによる格付けなどが濃く描かれているのが面白いなと思いました。
そういった格付けに対する劣等感と優越感が入り交じった心理描写とそこからくるどこかいびつな行動はまさに青春だなあと思いました。
 それらは青春の1ページでは収まらず現在のFacebookのサービスにも非常に大きな影響を与えていて根本的なコンセプトが見えたような気がしました。
 才能にあふれていたり高学歴であったりそういう優等生が陥りやすい落とし穴を淡々と描いた作品という印象で、ある意味ものすごく傲慢な目線からですが、今まで語られずにいた分野の心理が描かれていたかなという印象でした。