書籍「恐怖はこうして作られる」が面白かったです

 ホラー映画の脚本家、藤 ダリオによる書籍「恐怖はこうして作られる」が面白かったです。
 ホラーに限らない映画の製作現場の生々しい話、ホラー映画製作現場でもっとも恐れられているものは…映画製作の中止であるなどの下りはとても笑えて、「映画の内容と似たような事件が起こってしまい中止になるケースがある」などそれは大変だとうなってしまいました。
 また、ホラー作家は、作品を書いていて怖くなることもあり…あんな怖い話が思いついたのは自分に霊が憑いていて書かせたのではないか?と思い、一人で執筆をする仕事部屋で深夜怯えるなど、面白いエピソードが沢山書かれています。
 一方、巻末にある付録「もう半分」を作るは、原作の組み立て方をとても丁寧に描いていて、例題である作品も面白く読み応えがありました。