アニメ「侵略!イカ娘」が面白いです

 安部真弘による漫画原作のアニメ 侵略!イカ娘、第8話の「ささなイカ?」が凄く好きでした。
 特に壊れた傘を抱きかかえて泣くイカ娘のシーンは最高で、大切にしていたおもちゃが壊れてしまい、れを抱きしめながら泣く女の子(しかも雨の中で)というシーンを上手で可愛い絵で演出していて、ストーリーに関わりなく引き込まれるものがあり、それと同時に、子供の頃ってああいう些細な出来事で、本気で悲しんでいたなというような懐かしさもありました。
 しかし、実際にその出来事は客観的に見ればそんな大げさに悲しむようなものでなく、そこには滑稽な笑いがあったと思います。
 また、落ち込むイカ娘に栄子が特にこれといった言葉で慰めずに、一緒に傘に入って帰ろうということでさりげなく気遣い、それで何となくイカ娘が機嫌を直す辺り、理屈にとらわれない童心みたいなものが描かれていたなあと思いました。
 そう思うとイカ娘は童心を擬人化したようなキャラクターだなあと思いました。