映画「女の子ものがたり」が面白かったです

 西原理恵子によるマンガ原作映画「女の子ものがたり」が面白かったです。
36歳の女流漫画家高原菜都美が、かつての自分を回想していくというものがたりで、人から見れば決して不幸ではないけれどどこか枯れた現代と、辛いことを背負いつつもはちゃめちゃに楽しく過ごした若かりし頃のギャップが素晴らしいです。
 若かりし頃の菜都美と二人の友達の描写は、女の子ものがたりという可愛らしいタイトルから想像も出来ないくらいに暗く重い家庭環境であったり、社会のルールから外れた行動が含まれており、それらは混沌とした中でもたくましく育つ子供を描いているのかなと思いました。
 かと言って男臭い物語の登場人物を単に可愛い女の子に置き換えただけではなく、女性でしか出来ない、我が子に対する母親の愛情のような深い友情も描かれており、とても泣けるものがたりであったと思います。
 全体としては、重い話も楽しい話も軽快にテンポ良く進めており、とても見やすくそれでいて、見終わった後には過去を素晴らしいものと振り返ることのできる優しさと、未来に一歩踏み出す勇気がもらえる力強さのある作品であったと思います。

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