ぼくにとってヒーローと言えば仮面ライダー「クウガ、響鬼、電王」です

 先日、佐藤大のプラマイゼロで映画「ダークナイト」を例に「ヒーローってどういうものよ?」と熱く語っていて、ぼくにとってヒーローって何だろうと考えたところ、最初に思い浮かんだのが仮面ライダークウガでした。あのストーリーにオダギリジョーは最高でした。
ヒーローにかかる責任や切なさをシビアに描きつつ同時に控えめに達成感、四の五の理屈を語らずまず行動することの大切さを描いていたと思います。
 そして、そこからの発展として浮かんだのが、前半の頃の仮面ライダー響鬼。
クウガが危機的状態でなった孤独で一世代限りのヒーローだったのに対して細川茂樹さん演じる響鬼はヒーローであることが日常である人でそれをささせるコミュニティが描かれていて、少年がヒーローにあこがれるということから、引き継がれるヒーローを予感させるものでした。
 一方、今風の別の形で表現されたのが、仮面ライダー電王だったと思います。
誠実さと一生懸命さいがい目立った取り柄のない主人公が、能力に溢れる強い個性を持ったキャラクター達に自分(の身体)を与える事でヒーローになるという、部下を最大限に活かす最高のリーダーの様なヒーローで大好きでした。
 漫画やゲームやアニメや映画はヒーローになれないあるいはなりたくない人やヒーローを受け入れない社会ばかりを探求して、ヒーロー自体を探求しなくなった結果ヒーローとは?という答えがまったく出来なくなっている一方、特撮ヒーロー作品である仮面ライダーは常にヒーローとは何なのかを探求しその時代にあった答えを提唱し続ける素晴らしい存在だと思います。