読書感想文

 久しぶりに本多孝好の本を読みました。
人の思考がシンプルな言葉でまとまった文章が好きです。
 登場人物たちが諦めたふりをしてごまかしている寂しさや悲しさみたいな感情に直面して殻をやぶっていく部分が好きでした。
 読みやすい文章で描かれる恋愛観や仕事観やスタイリッシュな日常と、すこしゾワっとくるミステリーのバランスが面白かったです。
真夜中の五分前 side-A (1) (新潮文庫 ほ 18-1)
真夜中の五分前 side-A (1) (新潮文庫 ほ 18-1)
本多 孝好