育児をしていて変わった好み

 先日ベランダに芋虫が這っているのを見た時、以前だったらぎょっとしたのが、その時は見た瞬間にまるっこくて小さくてよちよちと這う芋虫の姿に我が家の赤ちゃんを連想して可愛いなあと感じました。
その変化に衝撃を受けてよくよく身の回りにあるもの、まあ仕事柄デザインの好みについて調べると、結構変わっている…というか好みの幅が広がっていることに気づきました。
 例えばハサミや包丁といった刃物は刃先が尖った「切れそう」なものが好きだったのが、刃先の丸い「安全」を重視したものも好きになっていたり、家電の質感も金属質なものが好きだったのがプラスティックも好むようになっていました。
 新たに好きなった要素をキーワードにすると、丸い、柔らかそう、暖かそう、小さい、そしてちまちました…と感じましたが、これらは昔の日本家電とか日用品にあるコンセプトだったのかなあと思いました。
 それに気づくことで「どうしてそんな風にデザインするんだろう?」と理解出来ず苦手意識を持っていたデザインを考察するきっかけになるでは?と期待しています。