2016年秋アニメを観て スポーツ良いなあ

 色々感想を書きそびれている秋アニメを軽く振り返ってみます。

ハイキュー!! 烏野高校 VS 白鳥沢学園高校

 古舘春一による漫画原作のアニメ。
今期は烏野高校 VS 白鳥沢学園高校の一試合のみを10話で描いていましたが、物語や演出が巧みであっという間に終わったという印象でした。
 作画も上手で、カメラアングルなど見せ方の工夫も素晴らしくグイグイ引き込まれます。
これは原作漫画でもこだわっている部分なのだそうな。(アニメで楽しむために原作は情報封鎖してますが)

 今期は試合がメインのエピソードでしたがそれでも、限られた期間と環境でスポーツに打ち込む学生生活の儚さや、選手に対する応援みたいなものの見せ方が上手く大好きです。

 「ぼくらはマンガで強くなった[新]「仲間とつなげ!世界の“頂”まで~バレーボール~」も面白く、これを見てからアニメを観ると改めて楽しめます。

 烏養 繋心の声を演じてらした田中一成さんが放映中に亡くなり途中変更となったのですが、最後の出演回8話で素晴らしい熱演の見せ場がありました。
…ご冥福をお祈りします。

アニメ「ハイキュー!! 烏野高校 VS 白鳥沢学園高校」公式HP

ALL OUT!!

 雨瀬シオリによる漫画原作のアニメ。
ラグビー情報番組でイラストが利用されていたり、ラグビーを題材にした漫画としては初のアニメ化でスポーツ人口向上が期待されたりと、ラグビーファンの間では注目の作品です。
ただ流石ラグビーというか、キャラクターデザインやら作画やらとにかくクセが強く、女子に受けないだろうなあって気配が凄まじいです(笑
 序盤は主人公で初心者の祇園 健次を中心に描いており、チームも弱小高校ラグビーだったりと色んな意味でこの先大丈夫なのか?と不安になるのですが、元日本代表選手 籠 信吾がコーチになってから一気に盛り上がって行きます。
 …知り合いに元代表で弱小校を全国まで導いた人が居るので、この辺りは物凄いリアリティを感じました。

 ちなみにぼくも高校時代にラグビーをしており、下手なりにフッカー(2番)として公式戦にも出て3年間やりきったし、二つ上の先輩にブラックマヨネーズの小杉さんが居て楽しんだし、なんと母校の遠い後輩達が花園に出場したりしたのですが、この作品を観て思い出すのは苦い失敗と頑張らなかった記憶ばかりで毎週トラウマと戦いながら冷や汗かいて観ています(笑
 そのおかげか、昔頑張らなかったことは取り戻せないけれど、今頑張れることは頑張ろうみたいな気分なっていてこの辺はスポーツ作品の醍醐味かなと思っています。

TVアニメ「ALL OUT!!オールアウト」公式サイト

DAYS
 安田剛士によるサッカー漫画原作アニメ。
初心者だった柄本 つくしがサッカー名門高校で、並外れた努力によって徐々に活躍していく様子を描いています。
 努力の方法がひたすら走り込むことで、テクニックよりも試合中に走り負けないことで活躍するつくしはリアリティがあると同時に頑張ろうという気持にさせてくれます。
 なんか頑張り過ぎて潰れることや、頑張りを搾取されることが心配になる現代で、こういう爽やかなスポ根はとても良いなあと感じました。

TVアニメ「DAYS」公式サイト