EDENS ZERO 1巻読みました

 FAIRY TAILの真島ヒロの新作、EDENS ZEROの1巻読みましたが面白かったです。

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 友達重視のヤンキーな価値観に、チョイエロな画に、バトルに役立ちそうな能力、そしてキャラクターも一部そのままに、舞台を宇宙へ時代を未来に移しています。
 基本テーマや内輪の人間関係がそのままに世界のみが変わるというのは演出として面白く、まんまかよと軽く突っ込んでみたり、あの顔のキャラってことは多分強いし活躍してくれるんだろうなあみたいな、映画の役者を楽しむような感覚で見ると楽しいです。
まあ、FAIRY TAILで何度かパラレルワールドを描いていたので、そことはごっちゃになりそうですが(笑

 また初期から画力がある分、絵的に難しく格好良い世界感が楽しめそうなのには期待しています。
そして現状は、まだ連続バトル展開に入っておらず、キャラクターや世界感などが少しずつ作られていっている状況ですが、この時期って振り返ってみるとレア(人気出なくてバトルに行っちゃう)さもあって一番楽しい時期だと思います。
 ドラゴンボールならブルマとはじめて出会って冒険するとか、幽遊白書ならタヌキとお爺さんのエピソードやってた時期と思えば、この時期にしか楽しめない魅力を今は楽しむのが良いかなあと思いました。…ハードル無駄にあげた?

 余談ですが、真島ヒロ作品テーマへの批判が何故かONE PIECEに向けられている事があります。(絵柄が似てる事で使われたネットジョークがスタートな気もするけど)
共通する価値観やら画風もあって別に間違ってはないとも思うのですが、ヤンキー的なノリに関しては真島ヒロ作品の方が圧倒的に濃厚で主張も明確です。
 その分、好き嫌いもハッキリ出ますが、何処が好きで共感出来ないかも物凄く見えやすいです。
そして、このEDENS ZERO 1巻は何よりもそれらが分かりやすく描かれているので、「ONE PIECEとかよく知らないけど、何か仲間とか苦手」みたいな人には「こっちが本家だし一冊なんで一度読んでみて」的にオススメです。