スマホ向けサイトの広告で思うこと

 一部のスマホ向けサイトの広告によって、Google検索から見られるウェブサイト全般が結構ヤバイ扱いを受けていると今更ながら感じるようになりました。

 特にアクセス数が期待出来る流行りのキーワードなどを検索すると、多数の広告が貼られたサイトが検索上位に表示され、一部の広告は情報閲覧に支障が出るほど邪魔なものだったりします。

 鬱陶しいとは思いつつも、検索ワードを絞り込んだものにしたり(広告ばかりで内容のないサイトはある程度はじける)、そもそもパソコンで情報を閲覧するようにしていたのですが、先日風邪をひいてスマホ以外の端末が使いづらい状況を体験するとかなり不便で驚きました。

 以前にスマホオンリーでウェブを利用する若者が、「広告ばかりだからGoogleは使わない」という発言をしているのを聞いたとき、フェイクニュース的なものをさしていると思ったのですが(そして無視した)、むしろサイト内の広告をさしていたのかもと考えると色々合点がいきます。

 今どきの多くの人はこれに近い体験をしているのだと思うと、ウェブサイトを制作したり運用する側として危機感を持つべきだと思いました。
危機感なんて大げさなと言われそうですが、過去にはウェブでの連絡手段はe-mailがメインでメーリングリストやメールマガジンなどがとても活発だったのが、迷惑メールの横行によってそれらは大きく衰退しました。
そして、上記の若者の言葉を信じるなら、ウェブサイト離れはすでに始まっているのだと思います。