先日、アニメ版について感想を書いた『怪獣8号』ですが、連載が進んだ漫画版に対する指摘の中に、ぼくがアニメ版の感想で触れた、「失速」という表現が混ざっていたのが印象的でした。
思う所は色々ありますが、漫画序盤のスピード感がその後の展開に違和感を生み評価に影響しているとしたらとても興味深いです。
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序盤の圧倒的スピード感
1年くらい前の解説動画になりますが、様々な指摘の中に「失速」という表現が混ざっていたのが印象的でした。
…まあ、この失速は人気に対するニュアンスが強いですが、物語のスピード感も多分に含まれていると思います。
漫画版の冒頭2話は、圧倒的なスピード感と膨大な詰め込みがされています。
ぼくもその点は大好きで、それと比較してアニメ版第一話に主にテンポが遅いという意味で「失速」という印象を持ってしまいました。
【失速】なぜ怪獣8号はつまらなくなってしまったのか?【ゆっくり解説】
ただ、このスピード感は、連載継続に必要な人気を作る為のある種、無茶な詰め込みによる影響でもあるそうな。
この点は、以前にも記載した、山田玲司さんの解説が参考になります。
【怪獣8号】ジャンプ漫画のお手本のような作品!序盤3話を2話分に濃縮したストーリープランを解説【ヤンサン有料パート切り抜き】
アニメ版のテンポで見直すのもありかなあ
そして、序盤のスピード感ある展開は様々なプラスがある一方で、問題がスピーディに解決することを描く作品という印象と期待を持たせてしまう可能性もあると感じました。
現在連載しているスピード感が元々想定していたペースと考えるなら(それでもかなり早い!)、アニメ版序盤のテンポの入り方は、その後の展開にマッチしており、後に違和感を生じさせないという意味では良いのかなと感じました。
…ということで、アニメ版もお勧めです!
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