風評被害で思うこと

 風評被害とは風評によって経済的な被害を受けることで、これまでのぼくの認識では「悪い風評のせいで商品が売れなくなる」という感覚だったのですが、最近は「風評を良くするために投じた費用が無駄になる」という部分も考慮しないといけないのかなあと思いました。
 今時の企業や団体は、それによってどの程度の成果が上がっているかはともかく、かなりの金額や手間を風評を良くするために投じていますが、悪評はそれらを比較的簡単に塗りつぶしてしまうと考えています。
 悪評が強い理由としては、樽一杯のワインに一滴でも泥水が入ればそれは樽一杯の泥水になる…なんて例えが好きです。
加えて日本人からは泥水と感じるような水を飲料水としている国はあり、一滴でも水が入ったら樽一杯のワインが台無しになってしまいます。
 そんな風に考えると、繊細な社会的同意を積み上げてきた企業やら団体をディスる時はそれなりの覚悟が必要だなと思いました。