ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド クリアしました ティアーズ オブ ザ キングダムと比較

 ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム (略してティアキン)がとても面白かったので、クリア後に前作、ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド(略してブレワイ)も引き続きプレイして、先日クリアしました。

ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド | Nintendo Switch / Wii U | 任天堂

 ちなみにブレワイは2021年12月27日にテレビ朝日系列で放送された「国民5万人がガチ投票! テレビゲーム総選挙」にて1位に選ばれたタイトルでした。

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ティアキンと比較してみて

 ブレワイは2016年発売のゲームですが、2023年発売のティアキンと基本的には同じ操作感でプレイ出来て世界感もほぼ同じと感じました。
ティアキンで非常に高く評価した点の多くが、7年前にブレワイで既に完成していたというのは驚きでした。
ブレワイのゲーム単体の満足度はほぼ満点だし、2017年当時にプレイしていたら、ティアキン以上の衝撃があったかも知れないです。
 とはいえ(当然ながら)、続編であるティアキンに追加された要素も多く、また熟れた点や今風への調整もあって、ティアキン100点に対してブレワイは75点くらいと、7年分なりの差があったと感じました。
 まあ、ぼくにとってティアキンは特別なタイトルとして記憶されており、逆にブレワイが特別なタイトルになっている人も居るのだろうと思っています。

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難易度はブレワイの方が高い

 難易度は続編のティアキンより初代のブレワイの方が高く、謎解きプラス操作スキルが試されるシーンが多く、アクションRPGであるゼルダの伝説シリーズとしては正統と感じました。
追加DLC『エキスパンション・パス』のマスターモードの内容などを聞くと、難しいほど嬉しいというプレイヤーの方が多いのかな。
 アクション操作が苦手なぼくは、昔から操作スキルの難易度が高いと、謎の解き方が間違っているのか、操作が下手で出来ていないのかで切羽詰まることが多かったので、ティアキンの易しさをすごく高く評価しており、ブレワイの『エキスパンション・パス』は購入しませんでした。
 …まあ、ティアキンの追加DLCが出たら絶対買うし、マスターモードがあれば挑戦はするんだろうけど。

物語や演出はシンプルで世界を自分で歩き回るのが醍醐味かな?

 ティアキンと比較すると物語や演出はシンプルで、誰かのお使いでなく自分の興味で世界を歩き回って発見することを重んじている印象でした。
世界を歩き回りたくなるような演出も仕込まれており、その最たるものが100年前に起こった大厄災の戦場跡や廃墟巡りで、ガーディアンの残骸などとても見応えがあります。

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 ティアキンで登場した顔なじみ風のキャラ達との初めての出会いの演出などに期待したのですが、彼らの描写は意外と淡泊だったのに加え、更に前作からの設定を匂わすものがあったりと想像してたものとは違いました。
 むしろ、ティアキンであまり触れられなくなった100年前の英傑たちとリンクの絆の描写が多かった印象です。 英傑たちは皆魅力的ですがリト族の英傑「リーバル」の尖ったキャラが凄い好きで、物語最終版で「リーバルの猛り」を使うシーンでは、込み上げるものがありました。 人気と評判のミファーは、先にティアキンでのゼルダ姫とリンクの絆を見てしまうと、切な過ぎて色々入ってこなかったです。  ゼルダ姫は様々な葛藤に悩む描写が多くティアキンよりも身近な存在として感情移入が出来、こちらを知った後にティアキンでの活躍を見るとより深く感動出来ました。
ティアキンでは重要な役どころだったプルアが、ブレワイでは非常に淡泊なキャラだったのには驚きました(笑

ブレワイからティアキンへの変化で感じること

 空の世界と地下の世界が加わり、飛ぶ(落ちる)ことで行き来出来、地上にも中に入れる井戸や多くの洞窟が加わることで、開放感と奥深さを感じられるようになりました。
マップが広がったにもかかわらず、地理が理解しやすく行き来もしやすくなり、探索の難易度もある意味下がっているのは画期的と感じました。

 上述の通り謎解きや操作アクションは、ティアキンの方が難易度が低いと感じています。 ティアキンは謎解きに関してはからくりや解決法がひらめけば操作で苦労する事は少なく、敵との戦いでも有利な条件が整うまで回避したり後回しにできるという印象でした。
…あえて操作スキルが必要な謎の解決や不利な条件での戦いを選択し、難易度をセルフコントロールすることもできますが。

【ティアキン】絶対的中するな!ブレワイ新作への不安要素をまとめてみた!

 ブレワイファンによる発売前のティアキンに対する不安要素が語られた動画を見ると、改めてそちらの不安要素が対策されているのが解り驚かされます。

 主人公であるリンクやゼルダ姫の、周りの人からの扱いも非常によくなり、嫌な人や雑な依頼も減り本当に困っている人の役に立っているという満足感が得やすくなっていると感じました。
結果的に作品の中で得られる承認と難易度のバランスが絶妙で、それは様々な人間関係において参考になるものと感じました。

ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド – Switch