DIGAでホームネットワーク

 今更ながら、以前に購入したディーガ BWT630をホームネットワーク上であれこれいじりはじめてみました。
我が家では既にネットワークの設定は終わっており、ディモーラのWEBから番組予約をしたりは出来ていましたが、ネットワーク上のパソコンやスマートフォンなどからディーガ BWT630に録画した画像を視聴するというのをあれこれ試しはじめました。
 まずWindows7の場合、Windows Media Playerでネットワーク上のディーガを見つけてくれて(我が家の場合DMR-BWT630 と表示されました)、フォルダを開く要領で開けていくと簡単に録画した動画のリストが表示されます。
 ただしそれらの動画は「DTCP-IP」というコピー防止用の暗号化がなされていて、実際に閲覧することができません。
ちなみにこの「DTCP-IP」というのは、日立・インテル・パナソニック・ソニー・東芝(5C)によって作成された日本のみで採用された典型的なガラパゴス規格なのだそうな。
 この動画を見るには、DTCP-IP対応ネットワークメディアプレイヤーアプリケーションソフトが必要で、ざっと調べた限り下記の二つが対応していました。
DiXiM Digital TV plus(5,980円)
CyberLink SoftDMA 2(4,980円)
 自分が録画した番組を家庭内で視聴するために5~6千円は高い、というか「DTCP-IP」の意義を考えると無料配布でも良いんじゃね?などと思うとちょっと手を出す気にはなれませんでした。
…と言いつつ、DiXiM Digital TV plus 体験版を試したところ、簡単にディーガにアクセス出来て動画を見つけられるし再生もさくっとできましたが、モニタ解像度への対応が甘かったり(高解像度のモニタで見ると再生がもたついたり、縦横比を変えたモニタだと縦長になってしまったり)と、我が家の環境にはいまいちな感じ。
 次にAndroidでの視聴を試してみることに。
Androidの場合、Twonky Beamというアプリを利用することで、こちらも簡単にディーガにアクセス出来て動画を見つけられるのですが、映像のトランスコード機能がないために、「番組持ち出し機能」で動画を変換が必要なのですが、変換時の画質などがとても残念でなんだかなあという感じでした。
【スマホLIFE】レコーダ録画番組をDTCP-IPで家庭内転送! 「Twonky Beam」
タブレット/スマホをTVに。なぜかライブ転送も!

 今回改めて思ったのは、技術的にはネットワークに接続させたディーガ BWT630の動画を自宅の全ての端末で共有するというのはクリア出来るが、コピー防止機能のDTCP-IPが足を引っ張っている印象でした。
もちろん著作権保護は重要なのですが、DTCP-IPに関しては5Cががめつすぎという印象でした。
 この辺りでまごまごしている間に、Huluやら海外の動画サービスがさくっと次の時代の動画視聴スタイルを作ってしまうんだろうなあと思います。