進撃の巨人9巻読みました(ネタバレあり)

 進撃の巨人9巻を読みました。例によってネタバレありで書きます。
8巻からこの作品のミステリー要素の強さを感じたのですが、8巻が回答だったとしたらこの巻は新たな出題という感じ。この巻で推理出来る準備が全部揃っているのか10巻も引き続き出題が続くのか悩ましいところですが、この巻で新たに分かったのは、
■ほぼ確定
・獣みたいな巨人が登場
 ・巨人の状態で言葉を話せる
 ・普段は城壁内と異なる言語を使っているらしい
 ・立体起動装置など城壁内に関心を持っている
 ・城壁をやぶることなく登ることが出来る
 (ただし城壁に傷がついていたのでこっそりは無理か?)
・ミケ・ザカリアスが死亡
■たぶん確定(ミスリードがあるかも)
・城壁の材質が巨人の肉体
・城壁の秘密は組織的に守られているらしい
・クリスタ・レンズが秘密を守る組織の重要人物っぽい
→そのことを知る人間は案外多いらしい
・クリスタにくっついているそばかすの女性の名前がユミルだった
→巨人が「ユミルのたみ」と話したことがあった
 ※ユミルとは北欧神話に登場する原初の巨人だったりする
・ユミルはライナー・ブラウンが読めない文字を読めた
→読めることを隠していたのをうっかり読んでしまった
・城壁に巨人が入れるほどの穴は開けられてなかった
■まだ謎
・巨人が自らの意志で城壁になること出来るかも知れない
→エレンが挑戦するミッションが動き出す
・ユミルはクリスタの出生を知りそれが理由で行動を共にしている
・コニー・スプリンガーの故郷が荒らされ人がいない
・コニーの家に母親に似た巨人が動けずに倒れおりコニーに話しかけた
 といった感じ。
ここからざっくり推理出来そうなのは、
城壁内部に僻地があったり城壁中枢に異なる文化が存在しており、巨人になったり操ったり生み出せる技術をもっておりウォール・マリアの突破などを組織的に企てた。ただし、真相を知る組織は二つ以上存在しておりそれらは敵対関係にある。
 すごくおおざっぱに推理すると、クリスタやアニが属する保守的な組織とユミルやエレンの父親が属する革新的組織が密かに争っているのかなあみたいな感じです。
今回登場した新しい巨人の正体は、立体起動装置などを知らなかったために、既出のキャラクターではないと思います。
 などとまあ進撃の巨人に関してはのんびりと推理を楽しみたいと思います。