夢を持てという言葉に感じてた違和感に気づいた

 夢を持て夢を叶えろという言葉、昔はすごく良い言葉だったのに最近なんだか嫌な言葉になっているなあと感じていました。
イヤと感じた理由の一つが、他人の行動を引き起こさせる甘い言葉になりつつあるのではないかと思ったからです。
 さらに言うと、夢を叶える過程の苦労については「あって当たり前」と語られずむしろ「無かった」ことにしていて、そこを助ける気なんてまったく無いのに煽っているように見えたからです。
 その風潮の影響か夢が叶ったという状態になるのに急いでいるのか、世間で語られる叶った夢の多くは、ある種のライフスタイル「お金持ちになって贅沢してます」や、自分の欠点を覆い隠す補いのもの「整形美人になりました」など、まあお手軽で破綻が見えたものが多いように感じます。
 もちろん、ぼくは夢を持つことはものすごく大切だと思うし、人には夢を持ってやりたい事に邁進して欲しいと思っています。
夢を持てと語る根源は非常に真剣で優しいものであると思います。
 ただ、聴き手がその言葉に慣れすぎてきて、様々な曲解が生まれているように感じました。