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もしドラでP.F.ドラッカーに興味を持ち、図書館通いが好きな妻に「彼の作品なら何でも良いから借りてきて」と頼んで我が家にやってきた、断絶の時代を読みました。
40年以上前の書籍ということもあり予言書みたいって言うのが第一印象でした。
言い回しも非常に腑に落ちるもので、日頃なんとなく言葉にできないもやっとしたものをすぱっと語ってくれていて、その後の40年の流れを非常に正確に当てているので、空恐ろしいものすら感じます。
この作品に限って言うと、なんか自分がこれから生きる辺りだけ「知識が中心になる資本主義社会のあとの時代」とぼかされているので、ちょっと読むタイミングというか時代が遅かったかなと思いましたが、読み物としては非常に面白かったです。
起こっていることをありのままに観察、分析、整理できて、そこから、想定しうるほとんど確定的な未来を読み当てられて、他人に伝えられるという非常に非凡な書籍であるなと思いました。
それと同時に彼の別の作品が非常に読みたくなりました。
…ってどうなのかな?思慮深い人にとっては、この作品から途方もない教訓を得られるのかも知れないですが。。。