映画第9地区について補足します

 先日、面白いとオススメした第9地区ですが、スプラッタな描写や凄惨な展開に不快感を感じたというご意見をいくつかいただきました。
 ぼく自身はあまり意識しなかったし今も名作であるとは思いますが、「妻と一緒に行きたいか?」と問われると、妻が非常にスプラッタであったり凄惨なストーリーが苦手なので「妻とは観ないだろう」と判断しておりその点はお伝えしておかなくてはと思いました。
 もちろん、すべての女性に勧められないわけでなく、ぼく同様に楽しめる女性も居ると思います。(…数名心当たりがあります)
 ちなみにスプラッタや凄惨な部分をぼくはどうスルーしたりむしろ楽しんだりしたかというと、全体を毒舌突き放し系滑稽ギャグというフィルタを通して観ていたのだと思います。
 宇宙人の存在自体をギャグとして観ていてそんな宇宙人に関わる半分ギャグの様な人間たちがいて、その中に唯一リアリティと深刻さを持った人間が放り込まれて必死になるのを一歩引いて観ているという印象でした。
 映画館の観客もそう観ている節があり、人や宇宙人が勢いよくバラバラになるようなシーンでみんな笑っていました。
 ただそれを笑い飛ばせない人にとっては不快な作品であり、多くの女性は不快と感じる可能性が高いという点を改めて指摘しておきたいと思います。