月の恋人~Moon Lovers~を観て思った事

 フジテレビ系列で5月10日から月9枠で放送されているテレビドラマ月の恋人~Moon Lovers~を観ていますが今のところ全く面白いところが無いと感じています。
 突っ込みどころは沢山あるのですが、一番気になったのは芝居のひどさ。
 芝居がCM風でちょっとアレな篠原涼子へのフォローが無く(ハケンの品格では大泉洋が完璧なフォローをすることで不思議ちゃんで乗り切ってたように思います)、片言の日本語しかしゃべれないリン・チーリンに長台詞やら、感情が屈折して思っていることと真逆なことを言うような難しい台詞を言わすのはもはやキャスト個人の問題ではないと思います。。。
松田翔太や渡辺いっけいといった芝居上手な役者さんも良い味が出せない脚本を押しつけられているような印象があります。
 結果、木村拓哉のウリである素な演技が嘘を隠して無理に平静を装っているように見えてしまい、おかしなことになっています。
 個人的には松田翔太が木村拓哉を食うような芝居をしてくれない限りどうしようもないだろうなあと思います。
 ただ堂々とやりきるところはすごいなあと思いました。
まったく面白く無いのにこれは面白いものだ!と言い切るところにこそ、あの作品のすごさはあるのだろうなあと思いました。