ロードス島戦記 ファリスの聖女が面白かったです

ロードス島戦記 ファリスの聖女 完全版 (単行本コミックス)

 水野良による小説とテーブルトークRPGなどのロードス島シリーズを漫画化した作品「ロードス島戦記 ファリスの聖女」が面白かったです。

 おなじみのパーンやディードリット達が活躍したよりも昔、魔神戦争の時代を描いた作品ですが同時代を描いた小説「ロードス島伝説」ともまた違ったストーリーです。
ロードス島伝説でも描かれなかった魔神王の迷宮(最も深き迷宮)の中での六英雄たちと魔神との戦いを、最も緻密に描いた作品だったと思います。

 作画はイラストレーターとしても有名な山田章博で、止め絵としての高い完成度に左綴じということでアメコミに近い印象を受けました。

 水野良の作品は成長していくキャラクターを描くことに力を入れており、成長しきったキャラクターの英雄的活躍は、あえて描かれないことが多く、テーブルトークRPGが好きなぼくもそのスタンスに強く共感するのですが、魔神戦争だけはどうしても一度は観てみたい物語だったので、この作品で見られて嬉しいです。
 いずれも劣らぬ英雄たちと最も強い怪物との戦いが描かれていますが、中でもぼくはベルドとファーンが好きで、こちらを読んでからロードス島戦記の英雄戦争見ると、さらに深く感動しながら楽しめます。