アイデンティティ

 これまでアイデンティティとは人からは見えない内面にそのほとんどがあって一部が外部に漏れていると思っていましたが、最近は外部にある部分だけがアイデンティティで、内面には何もないと思うようになりました。
 例えば以前はお酒が好きというのは個性として内面に存在していて、その内面に基づいて酒を呑んでいると思っていましたが、今はお酒を呑むのを完全に辞めれば、酒好きという個性はなくなるのだと思うようになりました。
 その思うようになってから、「自分はこういう人間だからこうしたら良い」と考えていたのが「自分はこういう人間になりたいからこうした方が良い」と考えて行動するようになりました。