秋アニメがぼちぼち終盤になっているので改めて感想などを。
WWW.WORKING!!
高津カリノによるウェブコミック原作のアニメ。
コミック版「WORKING!!」も好きでしたが、こっちの方が荒削りで鋭角的でちょっと対象年齢が高めな部分が多く好みです。
動画や声の芝居が加わりキャラクターの魅力は全体的にアップしていますが、中でも鎌倉さんのアップ率が高いなあと感じています。
まあ、好きなキャラは宮越さんですが。
なんとなく日常ムードになりたい時に繰り返し録画を観ていたのですが、結果的に今期一番再生回数多いかもです。
終末のイゼッタ
亜細亜堂制作によるオリジナルアニメ。
魔女が1940年代の戦争に魔法を使って、介入する話なのですが、少女が戦場で活躍する姿には、爽快感よりも責任を背負わされて祭り上げられてしまう痛ましさみたいなものを感じてしまいました。
ってFate/stay nightやFate/Zero以降の作品では作り手も意識している点で、この作品でも丁寧に描き、それでも戦場に赴く理由を明確にしていて、加えて良い奴(男)が次々切ない最後を迎える事でなんかバランスが取れていると感じさらっと観られました。
魔法戦の切り札が世界の魔法を枯らすまで使うという設定は古典ファンタジーにもある由緒正しいもの(だったはず)で、それが物語の舞台となる時代との相性もよくとても面白かったです。
魔法少女育成計画
遠藤浅蜊によるライトノベル原作アニメ。
深夜枠アニメで魔法少女~というと、まどか☆マギカをどうしても意識してしまいますがこの作品は、マスコットキャラクターや物語の凄惨さなどダダかぶりな一方、キャラクターに対する愛情や伝えたいテーマや緻密な伏線などが一切ないことで、作品としては全くかぶらず個性を発揮しています。
ここまで飾らず言い訳することなく、酷く軽薄で適当な物語であることをアピールされたら、どんな不快で不謹慎で胸くそ悪い出来事があっても感情移入することなく流して観られて、結果的にインパクトがある設定と気の毒なキャラクター達だけを楽しめました。
加えて目を離せなくする展開や演出にかける執念めいた熱意と勢いは凄まじく、そこは素晴らしいなあと思いました。
TVアニメ「魔法少女育成計画」公式サイト