あさり・よしとおさんによるマンガ「アステロイド・マイナーズ」が面白いです。
地球や太陽の引力(重力)と運動エネルギーの関係などを中心に、現代の宇宙科学に基づいたリアルな考察による、宇宙生活を描いており、分かりやすい画で説明される、重力による時空の歪みなどは物凄く腑に落ちます。
2巻までだとエピソードごとに登場人物も時代も大きく異なるのでレギュラーキャラクターを楽しむというよりも、宇宙の異常環境に一般的(ちょっと白けてて皮肉屋で庶民で地球人的?)な人間が投げ込まれるとどう考えるだろうか?というのがドラマの見所だと思います。
また主に定番のロボットSFなどで描かれる宇宙生活像のカウンターとして見るととても面白いです。
…が、ロボットSFなどで当たり前に楽しめていた感覚のいくつかに違和感を覚えるようになってしまうかも。