街のデザインって大変そうだなあ

 近所にある通りの再開発プランについてのアンケートがとどき、資料として添えられていた、問題点やそれに対する意見と解決案、現状の対策状況や計画、そしてアンケートの設問などを見て、改めて街のデザインって大変だなあと感じました。

 近所には大きな大学があって、学生の移動などでとても混雑します。
 学生向けの商売をしているお店などもあって彼らにとっては混雑は活気やら集客につながり有り難いものですが、例えばお昼時の大学前の通りを自転車で安全に通行する手段がちょっと思いつかないくらいの(ちょっと危ないことすれば済む)混雑だし、それきっかけのトラブルや事故は結構あるんじゃないかなあ。

 ぱっと思いつくアイデアはいくつかあったのですが、アンケートに同封されていた資料に、問題点やそれに対する意見と解決案、そして現状の対策状況や計画を見ると、既に議論は煮詰まっていて、誰が笑って誰が泣くかしか無いところまで来ているなあと強く感じました。

 資料や計画などを眺めていて、ぼく個人が今より笑う部分になりそうなのは大学近辺の移動が混雑解消とバリアフリー化で楽になるで、今より泣く部分は多分無さそうなので、応援してますのでこのまま頑張って下さい…でも家賃とか上げないで下さいねって感じです。
 一方で「あの人はさらに大笑いだろうな」とか「この人の泣きがまた増えるのか」みたいな、格差の拡大も見えるし、大学があることで地域の税収やら国の補助金やら、大学が自体も街の改修費に負担金を出してくれているぽく、その辺を予算に出来る人らも居そうだし…いや利権って本当に怖いなあ。

 そしてデザイナとしてどう考えるかみたいに視点を少し高くすると、街のデザインとかルール作りって、情報がまとまってくる課程でものすごく不公平や不平等が明確になり、それを直視したとき一気に意見がぶつかる議論の場になり、地道な話し合いと調整があって、最後は権力…じゃない多数決(笑)で決まるんだなという流れを感じさせられました。
 それらを考えると、街のデザインって本当に大変そうだなあ。