大型テレビのPPIについて

 以前、主にPC向けモニタのPPIについての、主観的な感想を書きましたが、リビング用に65型の4Kテレビを購入したので、そちらの主観的な感想をまとめてみます。

モニタサイズによって4K画質の見え方がかなり違う | Office Nakao

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65型4KのPPIは68ppi

 PCモニタでは静止画や文字を扱った際に、184ppi以下だとスマホなどと比べて荒さが目立つという印象を持ってましたが、65型テレビの場合4Kの68ppiでもそれほど荒さは感じませんでした。
 これは画面と目からの距離や、同時に見る範囲の違いによると思います。
PCの場合、椅子とデスクという近い距離でモニタの一部(個人的には20㎝四方くらい)を数分以上見る時間が長いですが、テレビの場合、(狭小ながら)ある程度距離をとって全体を見たり、部分を見る時もテロップや字幕など動き続ける情報を見ることが多いと感じています。

ppi、dpi 画素密度計算 – 液晶ディスプレイ

4Kアップコンバーターが優秀なのかも

 4K映像でも68ppiなのですが、ぼくが主に見ているのは地上波を録画した2Kの映像で34ppiとなるのですが、おそらくはテレビに備え付けられた4Kアップコンバーターが機能しているようで、かなり美しく見え、YouTubeやAmazonプライムビデオなどの4K映像と比較しても見劣りしませんでした。
…むしろ通信速度などでブロックノイズの入る4K映像よりも、圧縮させない2K映像をアップコンバートした映像の方が綺麗とすら感じました。

全録の映像も平気でした

 全録などでは映像を圧縮して保存しており(我が家の全録は8倍圧縮)多少ブロックノイズなどは入りますそれほど不満を感じず楽しめています。
…Blu-ray保存時に12倍圧縮を試したのですが、そちらの映像には結構な辛さを感じたので、8倍くらいがギリギリという印象でした。

PPIを気にしての買い控えはしなくてもいいかな?

 映像に関しては4Kの上に8Kがあったり、地上波の4K対応のメドが立ってなかったりと、PPIを意識すると大型テレビの買い時が分からなくなっていたのですが、4Kアップコンバーターの優秀さなどを見ると、PPIを気にしての買い控えはしなくてもいいかな?と感じています。